私が経験した接客業のあれこれ

 

おはようございます。

プロ野球の開幕が楽しみ、ゴダイです。

 

 

僕が数年間働いていた某お店が2年前に営業終了になり、最近病院に変わっていました。

建物の外装は変わってませんが、なんとなく寂しいものです。

そのお店はゴダイが人生初の仕事をした職場でもあります(アルバイト経験は多少あった)

なので、仕事とはなんぞやということ、お金を稼ぐ事の大変さ、社会人としてのマナー、接客のイロハ、などなどを学ばせてもらった職場です。

まさに「クソお世話になりました」。どん!

f:id:godai113:20210311170029j:image

 

今回はそのお店で働いてた頃に、お店で起きた珍エピソードを3つお話ししたいと思います。

本当は辞めた後もこういうことは話しちゃダメなんだろうけど笑

接客業ってそんなことあるんやなぁ程度に見てもらえたらと思います。

 

 

 

・珍エピソードその1 『盗撮犯、襲来』

 

働いていたそのお店は2階建てで、カウンターは1階にありました。

僕はその日カウンター業務を担当していて、週末ということもありお客さんの数が多く忙しかったのを覚えています。

そんな中、並んでいる列を無視してカウンターに直行してくる40代くらいの女性が。

あーまた横入りか、と思い注意しようとしましたが、先に女性が

「2階で盗撮してる人がいるんですけど」

と強い口調で一言。

そう言われてはじめはびっくりしましたが、詳細を聞くと盗撮されていたのはその女性ではなく、2階の売り場にいる別の女性だったそうで、盗撮には気づいていないとのことでした。

こいつはまさに大迷惑。

店内で犯罪すな。

 

すぐに2階に上がり、さっきの女性の言っていた特徴の人を探すと、20代くらいのかなり短いスカートを履いた女性を発見。

その女性の周りをさり気なく見てまわると、商品の棚を挟んで反対側に50代くらいの手にスマホを持った男が。

直感ですが「こいつだ」と思いました。

注意しようと思ったのですが、もしかしたら盗撮は現行犯じゃなきゃいけないのではと思い、どうしたらいいのかわからなくなりました。

当時、全店舗で、店内での犯罪(万引きなど)に関して本社から寛容に対処すべしと指導があったので尚更。

なのでここは注意するのではなく、『その男の周辺の商品を整理しているフリをして無言の重圧をかけて帰らせよう作戦』を決行。

しかしその男、なかなか帰らない。

チラチラこちらを見ていたり挙動があきらかに不審だったり女性をつけるようにうろうろしていたので疑いは確信に変わったのですが、折れてくれない。

そうこうしている間に女性は別のコーナーへ移動したので、男がついてくる前に女性のもとへ先回りし、直接盗撮されている旨を伝えようと思いました。(この時なんて話しかけるべきかわからず、開口一番お一人ですか?とナンパ臭い文言で話しかけてしまったのがこの日のゴダイの反省点です笑)

とりあえず事務所に来てもらい、別の女性からお客様が盗撮されているという話を聞きまして...と話しました。

全く気づかなかったそうです。

お客様がお買い物をしている間マークしておきますと約束し、その後もその女性につきまとう男の後ろにくっついて監視していました。

5分ほど経ってから女性が1階に降りてお会計をして店内から出ていくのが見えたので一安心したのですが、この男をこのまま放置していいのかと思い、今度はその男が帰るまで売り場に拘束されました笑

早く帰れよコイツと思いながら、そこから5分ほど経ってようやく男は帰っていきました。

僕もちょうど退勤時間だったので帰る前に店にいた他のスタッフに男の特徴を伝えてから帰宅し、次の日前日不在だった店長に報告し、全スタッフに情報共有してこの盗撮事件は幕を閉じました。

 

やっぱいるんですよ、盗撮って。

気持ちの悪い。

その女性もそうでしたが、もしされていても案外気付けないんだろうなと思いました。

ちなみに、お店では盗撮騒動はその後もう一度ありました。

無法地帯かな?

その話はまた別の機会に。

 

 

 

・珍エピソードその2 『常連の鬼クレーマー』

 

接客業にはクレームがつきものです。

ゴダイも今までの接客経験の中で、冗談抜きで500件近くクレームの対応をしたことがあります。

そのお店ではクレームが特に多かった。

もちろん中にはごもっともな意見もあるのですが、半分は「そんなこと言われてもしゃーねーだろ」くらいのクレームでした。

そんなクレーム事情ですが、中には群を抜いて猛者なクレーマーがいました。

その話。

 

40代くらいの女性で、月に3回来るか来ないかくらいのお客さんでした。

 

この人がとにかく手強い!笑

 

買った商品に少しでも傷があればまずクレームになります。

雑誌も少し取り扱っていたのでその人もよく買い物をしてくれていたのですが、その雑誌に少しでもヨレがあれば「商品管理どうなってんのよ」と、がっつり言われてしまうくらい。

立ち読みもいるので、雑誌や紙媒体は美品を維持するのが難しいんです。

なのでその人が買い物する時は商品が美品であるか要チェック、傷や汚れがあれば売り場まで行って美品と交換するのですが、そうすると今度は会計が遅いとめちゃくちゃ怒られます。

研修生バッチをつけた新人スタッフにも問答無用で怒る。

でも言ってることは正しいんです。

お店的には「立ち読みがいるから」というのも言い訳ですし、お客さんは商品状態を気にして当然。

会計が遅いのはたしかに良くはない。

だから手強いんですね〜笑

 

ある時、そのお客さんはいつも一人で来るのに友達?と一緒に来店しました。

いつものように大量に買い物してくれます。

(それだけならありがたいお客さんなのに笑)

その時お会計を担当したのが、当時大学生で入社2ヶ月目くらいのアルバイトの女性スタッフで、入って2ヶ月目でこの人を接客するのどうかな〜と不安に思ったのですが、その時僕は別のお客さんのお会計をしていて手が離せませんでした。

案の定「遅いんだけど」と始まります。

すると隣にいたツレの女性も半笑いで「いつもこんなに遅いの?」と追加攻撃。

それを見かねた僕は、接客していたお客さんのお会計を別のスタッフに任せ、新人スタッフの援護に回りました。

僕はその人のなだめ方を熟知している自負があったので、そのままなんとか事なき終え、新人スタッフのメンタルケアも挟み...

なんてこともありました。

 

ね?強敵でしょう笑

 

ですがこういうお客さんは珍しくはありません。

いつもどこにでもいます笑

悲しいかな。

でもそういう人たちを接客した経験は、接客業を続けるにあたって大きな経験値になったと思います。

なので今ではありがとうございますってなもんですね。

(当時はクソがと思ってた笑)

 

 

 

・珍エピソードその3 『舞い降りた天使』

 

このエピソードは次回以降に持ち越したいと思います。

脳死で書いていたらエピソード1と2が思ったより長くなってしまったので笑

このお店での1番の思い出です。

 

 

 

それでは、今回はこれで。